「萌」に行く・・・その2

「今の時期、白石島に行っても何もないよ。」
「3時間しか居られないのに行くのはもったいない。」
という助言と「行ってみたら?」という助言の狭間で
触覚はピクピク、白石島に行く方に反応。

カブトガニ博物館を船窓より見学(^^)しつつ
笠岡港から普通船に乗って30分くらいで白石島に到着。

ひやぁ~、綺麗な海!
船を降りると”ようこそ♪”の空気に包まれる。
勘を信じて来てよかった~。
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順子さんを訪ねてビーチに面した「民宿はらだ」へ。
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生まれたばかりのお孫ちゃん赤ちゃんとご対面。
もうひとりのお孫ちゃん、さくらちゃんに”おねえちゃん”と呼ばせて(無理あり?!)一緒に遊ぶ。

外国人の訪問が多い島だとか
海上で花火を上げるとか
音楽祭にはモーガンズ・バーやタケQに来てもらったとか
夕陽がとても美しいとか
モウバー(壁が牛柄のバーらしい)というバーがあるとか
順子さんが島の魅力的な話をいっぱい教えてくれた。

島の頂きにある展望台まで歩いて島を探検しよっと!
途中で箱に入ったカリンを見つけて写真を撮ろうとしたら
「こっちにもっといいのがいっぱいあるから持っていきなさい。」
「箱ごと持って行きなさい。」
とおばあちゃん。
そばで農作業をしていたお嫁さんも「どうぞ、どうぞ。」
と勧めてくれた。
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カリン・・・いい匂い。
温かい人が住む島の匂い。
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皇帝ダリアがひとつ、空に向かって大きな花を付けていた。
凛とした咲っぷりが美しくて見とれてしまう。
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展望台から凪いだ海にポカポカと浮かぶ島々や
白石島の集落を望む。
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真っ白なニャンコに出会ったり
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橙色の夕陽を眺めたり
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ほおずきに似た植物をもらったり
ジュースを飲んだりした。

いくつもの家の前に表札のように飾ってある
ハングル風の文字が書かれた札は、厄除け(京都のちまきみたいなものかな)
なのだと教えてもらった。

よそ者を受け入れる懐の深い島。
何もない・・・けれど感じるものがどっさりある。
旅=観光ではないよ。
いいなぁ・・・白石島。

つづく・・・
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by mint_jam | 2009-11-10 01:59 | travel | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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