鳴門紀行・・・東山魁夷の青の風景

鳴門紀行・・・東山魁夷の青の風景_c0108673_0155153.jpg
香川県立東山魁夷せとうち美術館」は
海のすぐそばにあって小さいけれど素敵な美術館。
印象が西宮の大谷美術館に似ている。
鳴門紀行・・・東山魁夷の青の風景_c0108673_23593623.jpg


東山魁夷の90歳を目前にした最後の作品。
麻布に描かれた「月光」は大作ではないけれど
凛としていて神聖でとてつもなく美しかった。

東山魁夷の北欧で描いた可愛い絵柄がデザインされたカップ&ソーサーで
ケーキセットを食べながら瀬戸内海を眺める。

~昼間の雪も納まって、色とりどりのスキー客の姿もない。
夜の帳と朋に静寂が訪れる。
どこからともなく射し込む月の光に誘われて、聖霊の踊りが始まりそうな澄んだ夜である。
そんな期待を胸に秘めながら、私は、じっと山小屋の窓辺に腰を下ろし待っていた~


成熟しきった画家が描き出すものは精神だけなのかもしれない。
この絵が見られただけで幸せな気持ちでいっぱいになる。
鳴門紀行・・・東山魁夷の青の風景_c0108673_0153110.jpg

by mint_jam | 2010-01-11 23:58 | travel | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


by m's Bar