ロブ、オースティンより来たる。>>D面 金閣寺と二条城と公園の芝生
2012年 11月 16日
前日ロブが「心行くまで龍安寺に居たい。」って言うていたことは覚えているのだろうけれど
想像していた以上の滞在時間に怒り収まらず。
しかし時、すでに日暮れ前。
二条城はあきらめ、色づいた樹木に包まれ近くの金閣寺へ。
ドンとロブ、2人はもう笑い合っている。
ひと突き200円で鐘を突くロブ。
金閣寺って本名は鹿苑寺(ろくおんじ)なのね。
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「寺、寺、寺、京都にはめっちゃいっぱいお寺があるのに、なんで龍安寺だけで満足やねん!
二条城は見て欲しいのに~。二条城!二条城!二条城!」
どうやらドンは来日した友だちは必ず案内するほど二条城が大好きで
ロブにも二条城を見せたかったのだ。
ロブにもそういう場所があるかと訊いてみると
「オースティン近郊にあるエアーズロックみたいな岩」と即答。
自問してみる。
自分にはそこまで思い入れている場所があるやろうか?
名所旧跡でなくったっていい。
有無を言わせず友だちを連れて行きたいほど自分にとって普遍的に好きな場所。
「すぐに思い浮かばないのは、ないってことか・・・。」
ひとつも思い浮かばない自分が情けないやら、がっかりするやら。
造園や景観を勉強したロブからの質問。
「どうして日本の公園(住宅地にあるような公園)には芝生がないの?」
そう言えば欧米の一軒家の前庭や公園には芝生が植わっているけど日本の家の庭や公園は土や。
高枝切狭はTVショッピングでお馴染みやけど、芝生刈り機って需要が少なさそう。
「芝生の手入れが大変やからと ちゃうかな。」
と答えてみたものの、真相はどうなんやろ?
9日間の滞在のうち5回も同行させてもらった。
外国人と一緒にいると今まで考えもしなかったことにぶち当たり
当たり前のことが当たり前じゃないって気づかされ
国や文化や自分自身を思い返すことばかり。
寺町で風呂敷やら扇子やらお土産を物色するときもマイペースなロブ。
彼のペースに付き合える女性が現れるといいな。
地主神社でお参りしたご利益、良いご縁がありますように・・・。
see you someday somewhere,Rob.
ロブ、オースティンに帰る。・・・おしまい。