「レコードに触ったことがないのです。」@レコードの夜

職場近くにある「喫茶STOVE」@聖天商店街での「レコードの夜」は、持ち込みするも良し
聴きに来るだけでも良し。
2月の夜には「見たことはあるけれどレコードを手に取ったことがない。触ってみたい。」
という20代?30代?と思しき男性がやってきた。

ぎこちなく黒い大きな円盤を取り出す。
「どうやって音を出すんですか?」
それはね・・・。
「12インチ(≒30cm)のジャケットを持った時の感触
中から丁寧にレコードを取り出す時のドキドキ感を十分に味わった後
レコードの縁をを両手のひらで押さえながら持ってレコードプレイヤーに捧げる。
そして針を円盤の一番外の溝にそっと(あくまでもそっと、ね。)置くと音が出るのよ。」

CDが発売されたのって1980年くらいやったっけ?
~CDが普及し僕らは生まれた~レコードを知らない子供たちさ~
な人たちは既に40歳近いんやなぁ。
『「A面」「B面」って何ですかぁ?』やねんから「両A面」は、さらに???
「カットバン」(カット盤)って単語を聞いたら絆創膏のカットバンと思うよね。


自分が好きなアルバムを聴くのもいいけれど聴いたことのない音を聴かせてもらえたり
解説を加えてもらえるのが嬉しい。
持ち込むレコードを選ぶのも。
昔京都にあった「むい」という喫茶店もこんな感じやったとホスト役のJRさんが
教えてくれた。
3月の夜は「カナダ」というお題目だったので何を持って行こうかと思案していると
「ジョニ・ミッチェル」と「春らしい」いうリクエストがあり「ブルー」よりは春らしい?
少なくとも瑞々しいかと、これを。
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by mint_jam | 2013-04-19 23:00 | music | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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