ベルサイユのばら展@阪急うめだ本店

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’72~’73頃、池田理代子先生が「マーガレット」(少女マンガ誌)に
連載していたマリーアントワネットを中心とした歴史コミック「ベルサイユのばら」。

マーガレットの表紙になったカラー原画やマンガの原画の数々が物語を追える形で
展示されていて「ベルばら、全巻持っています!」な小学生にタイムトラベル!
「このシーン、覚えてる~!」
たったひとコマ見ただけで前後左右が蘇る~。

驚きと感動は、ホワイト修正がほとんどないやん!!
そして、スクリーントーンは使ってないんや!!
そして、そして、池田理代子先生がベルばらの連載を始めたのは24歳やってんて!!

「マリーアントワネットをマンガに描きたい。」って言う池田先生に
「少女マンガで歴史ものは無理。」と編集者は反対。
情熱で企画を通してもらったそうやけど、今、こうして絵を見て思うのは
出版社の予想に反し少女漫画界の歴史に残る作品になったのは
すべてのキャラクターの個性際立ちと、絵から溢れる情熱といさぎの良さと勢いと迫力が
読者の心を掴んだからやわ。ってこと。

男装近衛隊長オスカル、オスカルの幼なじみで彼(彼女)を愛するアンドレ
オーストリアから政略結婚のために14歳でフランスに嫁いだ王妃マリー・アントワネットと
彼女と恋に落ちるスウェーデン貴族フェルゼンの愛と壮大なロマンの物語。
フランス革命でアントワネットが処刑されることで幕を閉じるんやけど、歴史に忠実ではなく
実在しない人物や脚色がたっぷりで、それやのにほんまにあったようなしらけさせるところが
ないところに引き込まれたんやと思う。

宝塚歌劇で使われた衣装やスチール写真は懐かしく、アニメのキャラクター設定メモや
ベルばらチルドレンが描くオスカルなど見ごたえたっぷりなベルばらワールド!

「マリーアントワネットは フランスの 女王なのですから。」
(^^)
by mint_jam | 2013-05-13 23:50 | art | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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