丸々亭おはぎ 「金明竹」@みなとがわ商店街
2014年 09月 01日
演目は「金明竹」。
この話には、じゅげむっぽい、意味がわからない長いセリフがあって、しかもそのセリフの変形(これはもっと意味がわからない)が何度も出て来るのだけれど、おはぎさんは滔々と語っていました。
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こんなセリフが覚えられるってスゴイ!
子ほめならぬ、親ほめ。
(^^)
「わて、中橋の加賀屋佐吉方から参じました。先度、仲買の弥市の取次ぎました道具七品のうち、祐乗、光乗、宗乗三作の三所もの。並びに備前長船の則光、四分一ごしらえ横谷宗岷小柄付きの脇差し、柄前はな、だんなはんが古鉄刀木といやはっとりましたが、やっぱりありゃ埋れ木じゃそうにな、木が違うておりまっさかいなあ、念のため、ちょっとお断り申します。次は、のんこの茶碗、黄檗山金明竹、ずんどうの花いけ、古池や蛙飛び込む水の音と申します。あれは、風羅坊正筆の掛け物で、沢庵、木庵、隠元禅師はりまぜの小屏風、あの屏風はなあ、もし、わての旦那の檀那寺が、兵庫におましてな、この兵庫の坊主の好みまする屏風じゃによって、かようお伝え願います」