大社 優子 x 辻 恵子 展「Cut!」@ondo
2014年 10月 02日
大社 優子 x 辻 恵子 展「Cut!」@ondo
タイポグラフィから切り出される辻恵子さんの絵は驚きに満ちていて
それだけでも十分感動なのに、今回は写真家・大社優子さんがメキシコで撮った
鮮やかな色彩写真から辻さんが絵(人物)を切り出し、再び大社さんの写真の上に配し
大社さんが撮影してひとつの作品を作り出すという往復書簡のような作品展。
ギャラリーの棚から持ち出した1枚のリーフレットで辻さん、ライブカッティング♬
オープニングパーティに参加させてもらったら、不意をつかれたよ。
もう一丁。
切り出された絵と元のグラフィック。
続いて大社さんの写真を・・・。
1枚切るのにどれくらいの時間だろう?
紙を見て1秒でハサミを入れ、一瞬の迷いもなくよどみなく切り続け
計れば良かったと思うほどの早さで完成。
先っぽが尖ってもいない、変哲もないハサミ。
紙を手にした瞬間、辻さんには絵が見えるんやろうね。
ごはんとお酒と布と糸 fudanのケータリング
(タルティーマ2種:クリームチーズと奈良漬け・ピクルスとさんま おこわの鶏ロール
牛すじ肉とひじき・トマトのケークサレ 紫芋のコロッケ 里芋のコロッケ
うずらのスコッチエッグ・ブラックオリーブ・チーズのピンチョス)も美味。
会場でお話しさせていただいた辻さんのファンとおっしゃる方が付けてはったブローチは
一緒に来られていたお友達の作品とか。
大社さんの帽子も辻さんのお洋服も素敵。
何より、写真のカットと切り絵のカットで作り出されたお二人の作品が素晴らしくて感激。
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大社優子(おおこそ ゆうこ)
横浜生まれ。写真家・森日出夫氏に師事したのち、2001年に独立。主な仕事に「『なると屋+典屋』の野菜をいただく」(主婦と生活社)、「ボタンとリボン(WINDCHIME BOOKS)など。近年の個展「HEARTS AND FLOWERS」「bottom of the garden」では植物を被写体とした作品を発表している。
辻恵子(つじ けいこ)
東京生まれ。1998年より切り絵作家・イラストレーターとして活動。印刷物などに元々ある色を活かし、ハサミで人物像を切り出す独自の切り絵作品を発表。書籍の装幀画・題字や絵本「かくれた かたち 1 2 3」(福音館書店)、「しょくぶつえんの まいご」(フレーベル館)などを手がける。