「めざめ」 松栄舞子作品展@ギャラリー6C

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桜満開な苦楽園で「線画は初めての展示。」という松栄舞子さんの作品展@6c:galerie
絵本をめくる感覚のリズミカルな展示が満開です。
(^^)
いつもは岩絵具で色を付けている舞子ちゃんだけど、線だけでもやっぱり舞子ワールド。
ちっちゃな女の子のエピソード(蕾と言う方がいいかな)が膨らんだお話がコロン、コロン。

線画と言えば絵本作家のディック・ブルーナを思い浮かべます。
彼はユトレヒト@オランダを自転車で闊歩するのが日課という噂を聞き
偶然どこかのカフェで会えるんじゃないかとの期待を抱いてユトレヒトを訪れました。
ブルーナさんには会えなかったけど「ミッフィーの家 ディック・ブルーナ・ハウス」で、
うさこちゃんの線を描いてはるのをビデオで見たのでした。
その線はとてもゆっくりじっくり丁寧に描かれていて、よく見るとプルプル小刻みに
震えているのがわかります。
舞子ちゃんの線は、迷いなく描いているように見受けました。
潔くって、すっきり。

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桜の季節になると、新学期直後の図工の時間に夙川の桜を描かされたことを思い出します。
それは義務教育の13年間、毎年行われた思い出したくない時間です。
クラス替えがあって、まだクラスメイトと馴染んでいない4月に、苦手な写生だなんて。
それなのにあっと言う間に描き上がって時間を持て余してしまうのです。
あるとき同級生に「最初からそんなに濃く塗るからあかんねん。
桜はもっと薄いやろ? もっとちゃんと見て描かな。」と叱咤され、洞察力に欠けていることに
気付いたのでした。

そんなエピソードを舞子ちゃんにお話した後に撮った苦楽園の桜。
やっぱりトーンが一定にならないな。
(^^;

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by mint_jam | 2015-04-02 23:01 | art | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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