どこにでもある角打ちが憩いの場になることもあるのさ

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くねっとした路地の奥にひっそりと、けど見た目はどこにでもある、お酒屋さん。
最初に見つけたのは誰やったんやろう。
友だちと飲みに行くときみたいに待ち合わせなんかしなくて
「(先に)行っとくで。」
「行けたら(行くわ)。」
それぞれがそれぞれのタイミングでサクッと軽く集って適当なところで帰る。

立ち飲みやけど、テーブルと椅子があって
広くも狭くもなく、スーツ姿じゃないご近所さんと相席になったりもする。
下町のおとうちゃんとおかあちゃんがいて、雑然としていて、
基本アテは乾き物か缶詰やけど、なにかしら居心地がいい。
喫煙可じゃなかったら、もっと寄っていたはず、そんな店。

長らく職場飲みは愚痴ばっかりで生産性がないと思っていたけれど
愚痴ばっかりではないことを知ったし、仮に愚痴大会の日があっても、それもアリ。
と今は思う。

座ったらもれなく出て来る本日の1品。
この日は焼きそば。
「お酒のアテに焼きそば?」
「いや、あんたら今日1日働いておなかすいてるやろ?」
おかあちゃんの愛情やね。

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おとうちゃんが体調を崩しはったのでお店を閉める事にしたという。
この店で、職場の人の前で初めてGRを取り出し数枚撮った。
仕事周りのことは書かないようにしているけど、閉店するなら書いておこうと思って。
食べる事、飲む事を楽しむ以外の立ち飲みのありよう。
どこにでもある角打ちが憩いの場になることもあるのさ。ってことをね。

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by mint_jam | 2015-04-11 00:11 | f&b | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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