疎水と銀月アパートメント

東鞍馬口通から疎水に入る角にある古本屋・欧文堂のウィンドウに秋野不矩の図録を
見つける。

もう何年、銀月の枝垂桜を愛でていないだろう。
銀月という名前と敷地に漂う大正時代の空気、1本の桜に魅了されたあの頃を思う。

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そう、こんな感じ。

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正面に立つ。

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「銀月アパートメント 左京区北白川伊織町30」の文字が、もう何ひとつ読み取れない。
近所に位置する昭和初期に建てられたヴォーリズ建築で有名かつ保存状態のよい
駒井邸よりもずっとずっと味わいがあり、何度も訪れたくなる建築やったのに
無断で入らないでください。の張り紙もない。
一歩入って、手入れが行き届いていないことを知る。

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by mint_jam | 2015-09-24 23:58 | architecture | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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