「アジアで出逢ったかわいい民族」展@1003

案内ハガキに誘われて、「アジアで出逢ったかわいい民族」展へ。

ゴールデン・トライアングル(タイ、ミャンマー、ラオスの山岳地帯)や
少数民族を訪ねる旅を重ねていたのは10年以上前のこと。
増え続ける欧米人観光客の影響なのか、村の市場が随分とお洒落に
なっているし旅もしやすくなってはいるんだろうけど、少数民族の人たちは、
今でもデザインに込められた思いとともに自分たちの衣装を身に纏っていて、
手の込んだ織物や刺繍が、彼らの日常としてあり続けていることを知り
嬉しくなる。

在廊されていたフォトグラファーの沖本明(アキラ)さんから旅話を伺う。
毎回クリエーター仲良し4人(他のメンバーは、ライターの乾純子さん、
デザイナーの金光英美さん、イラストレーターの小南幸子さん)と
旅に出て、ZINE「ガールズジャーニー」を作っているという。
4人でうまく旅を続けていけるなんて、余程それぞれの役割に尊敬の念を
抱き合っているんやろうな。
行った先で感じたことを、どう自分に変換するか。
行き先がどこであっても旅は面白い。

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ーファッションこそ、世界普遍のカルチャーだ!「まとう」ことに一生をかける民族に出逢う旅ー
世界のフシギ。特別な日のおめかしではなく、日常的に民族衣装をまとい生活する人たち…しかも、驚くほどファッショナブルな日常着で暮らす民族がいるという。ベトナムとタイ。山あいに暮らすヒルトライブ(山岳民族)は、もはや現代の光景とは思えないような、美しくも時代錯誤な姿で日々暮らしている。色や模様には幸せを願うさまざまな意味が込められていて、言ってみれば、頭のテッペンから足の先まで、全身を縁起もので飾り立てた状態。たとえ裕福でなくても、ちょっと面倒くさくても、決して民族衣装をあきらめない。着飾ることは、特別なことじゃなくてライフワーク!ファッションが人間の根源に息づくものだと気づかせてくれる、小さな村の素朴な人たちに会ってみたくて、山から山へと旅に出た。
by mint_jam | 2016-08-08 23:18 | art | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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