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モロッコ紀行>>猫日和

見返り美人に出会ったのが、猫日和の始まり。
「美人さんやね。」
声をかけるとツツツツツッと中に入って行っちゃった。
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路地を分け入るたび、まるでねずみ男のように現れてはすぅっと消えて行く。
どの野良猫もみんな綺麗。
誰か特定の人が飼っていないから野良ではあるけど住民みんなで飼っている、
そんな印象。
均整の取れた肢体なのは、絶妙なバランスで餌をもらっているからかな。
観光客を怖がらないのは、意地悪された経験がないからかな。

シャウエンだけじゃなく、モロッコって猫町ならぬ猫国なんやって。
人も猫も自由自在。
誰も大いなる自己主張をせず、それぞれがお互いに尊厳を持って暮らしている。
いいな、モロッコ。

今日から私も岩合光昭さん。(^^)
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by mint_jam | 2016-03-20 00:09 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>ハマムでさっぱり、ええ男 恋の花も咲きまっせ

モロッコのお湯事情は高級ホテルでも良いとは言いがたい。
こんなのだったら、熱湯が入った魔法瓶をもらって浴室でお水と混ぜて使う方式
(ラオスやインドなどで経験済)の方がよほど暖かいのにと思う。
私が泊まったホテルはお湯は出るけどぬるいし、いつシャワーのお湯が切れるかも
しれないという不安を抱えて浴びる物悲しさったらない。
けど、そんなモロッコにはハマムという強い見方がある。

路地を歩いていると1970年代頃までの日本の銭湯点在率以上の頻度で
ハマムに出会う。
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ハマムは仰々しい看板が出ていないし、牛乳石鹸提供の暖簾も出ていないけど
入り口の風情や、近くに薪が積んであるのですぐにわかる。
入り口は1カ所&中もひとつなので入浴の時間帯を男女で分けているようで
私が行ったところは16時を境に夕方〜夜が女性やった。
けど、そのような表記は見付けられなかったから、きっと暗黙の了解なんやろうね。

広場にほど近いハマムの前を通りがかると、「あぁ、さっぱりした。ハマム、最高♪」と
満面の笑みを浮かべて出て来たお兄ちゃんに遭遇。
「ハマムに入らなモロッコに来たことにならへんで。」
(お兄ちゃんの個人の意見です。笑)
mpodで巡回するのは「シャウエンはええとこだっせ。老舗のハマムがおまっせ。
垢擦りでさっぱり、ええ男 恋の花も咲きまっせ。」
(関西人なら誰もが歌えるグランシャトー@京橋のCMのフレーズで)

シャウエン最後の夜、一旦部屋に荷物や貴重品を置いて、広場近くのハマムに向かう。
トルコで行ったハマムが面白かったので、モロッコのハマムも興味深し。
ローカルハマム潜入レポの始まり、始まり。

入り口から湿り気漂う階段で地下に降りると受付&脱衣所がある。
珈琲牛乳と体重計がないのは残念だが、商売上手なおばちゃんが外国人用の
メニュー表を出してくる。
”マッサージなし”が50DH 、”マッサージあり”が100DH。
100DH払ってサボン・ノワール(黒オリーブ配合の天然の石鹸)と湯桶を受け取る。
ロッカー(扉付き、鍵なし)に脱衣した物を入れ、パンツだけを身につけ、暗い
前室(この部屋が何のためにあるのか不明。風除室の役目?)を抜けたら、
そこはもうハマムだ。
浴槽はなく、床がオンドル(朝鮮半島での床暖房)のようになっていて、中に入ると
息苦しくはないけれど、高温多湿。
サウナのような感じで徐々に汗が出始める。
めちゃくちゃ太ったおばちゃんが、小ぶりの浴槽のようなところに入ってる熱湯と
蛇口から出てくる水を混ぜ、大きなバケツに適温のお湯を入れてくれる。
そこから湯桶でお湯をすくい身体にかける。
と、すかさずおばちゃんが石鹸を手に付けて私の身体を洗い始める。
太古の昔からの製法で作りました。といった趣の石鹸は、匂いがなく、ぬるっとした
感触。
おばちゃんが各所を洗ってくれるたび、豊満なおっぱいが身体に触れ、その柔らかさ
享受する。
ひとしきり洗ってくれたあと石鹸を私の手に持たせて、パンツを指差すおばちゃん。
この中は自分で洗ってね。てことね。
ざぶざぶ荒っぽくお湯をかけたら、次は垢擦。
韓国などでよく見かけるのと同じ垢擦りタオルでゴシゴシと身体をこすって
ドヤ顔で丸まった垢を見せてくれる。
再び、ざぶーーーーん。
頭の上から一気に、ざぶーーーーん、ざぶーーーーん。
お肌、ツルツル。
続いて私が持参したシャンプー剤を直接頭に垂らす。
出し過ぎやっちゅうねん。(><)
「お客様、かゆいところはございませんか?」の声かけもなく洗髪終了。
自分で洗いたい・・・。
気持ちが通じたのか、お湯が入ったバケツと私の元から、別のお客さんへと
向かうおばちゃん。
心行くまで洗髪、バイ・マイセルフが終わると、防水シートを敷いた床に寝転ぶ
ように指示され、肩から腰にかけてマッサージ。
以上。

お湯が欲しくて熱湯がある場所に近づこうとしたら私がやるからって、私には
やらせてくれない。
お客さんが熱湯でやけどしたらあかんからかな。
ついでに蛇口からの水を湯桶に入れて飲む干すおばちゃん。
こんなに汗をかく労働をしているのに、とてつもなく体格がいいおばちゃんの
仕事ぶりを見ながら、しばしくつろぐ。
脱衣所に戻ると常連さんと思しき3世代。
おばあちゃんだけでなく、チビッ子孫娘も孫息子もみんな湯上がりバスローブを
身につけていてとってもキュート。
エステ発祥の地とも言われるモロッコ。
石鹸やオイルも美を謳うものが多く、フランス文化の影響なのやろうか。と疑問に
思ったけど言葉通じず。

気持ちよく帰る道すがら、ふと「高かったと思わへん?」
「せやなぁ、入るだけで600円って、外国人価格にしても高過ぎるよね。」
「入湯税が高いんかぁ?」
「こんなに高かったらモロッコ人は来ないやろ?」
「住民は温泉税が要らないから安いとか?」
印刷されたメニューを見せられ、疑問を持たずに支払った私たちがアホやったのか。
ハマムには1度しか行かなかったから、適正価格がわからないまま現在に至る。

地元の人たちはお風呂セットが入ったマイバケツを持ってハマムに行く。
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ハマムの入り口の奥っ側には薪の山。
「見たいのかい?」
火を熾しているおっちゃんが手招きをして見せてくれる。
火加減を見ながら薪を補充したり、風を送ったり。
そのドヤ顔に仕事への誇りを感じる。
手仕事モロッコ、いいね。

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グランシャトーの懐かCM

by mint_jam | 2016-03-19 00:08 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>食べたもの・シャウエン編

モロッコと言えば、タジン鍋とクスクス。
「冬は鍋が美味しいね。」
日本では鍋料理を”鍋”と表現するように、モロッコでは、とんがり頭の蓋で有名な
お鍋そのものもタジンだし、その鍋で作った料理もタジンと言うようで、レストランの
メニューにもタジンの項があって、野菜や鶏肉、牛肉、豆などのタジンが並んでいる。

牛肉と卵のタジン。
を注文したらミートボールやった。
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野菜のクスクス。
粒状になった最も小さなパスタ。
その上に具材を乗せて食べるんやから、丼(どんぶり)みたいなもんやね。
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サラダと一緒にテーブルに置かれたのは、注文してないけど、突き出し?
もれなく付いてくるオリーブの実。
モロッカンサラダはパクチーみじん切り入り。
サハラ砂漠緑化計画の一環でもパクチーを栽培しているとか。
(@驚@)
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カタツムリ専門屋台。
「わぁ、カタツムリ!」
スープで煮た(煮込むってほどではないような)カタツムリがお鍋にいっぱい入っていて
とっかえひっかえお客さんがやってきては美味しそうに食べている。
カタツムリ料理といえば、たこ焼き器みたいのにエスカルゴバターと一緒に焼かれた
エスカルゴしか知らなかったから、興味津々。
「ちょっと食べてみる?」
食べ試してみたそうにしていたのに気付いてくれたのか、よそってくれようとする店主。
「ええっ、いいの?」(って、食べたいんでしょ?)
ショウガなどの香辛料が入った(なので、臭みはほとんどない)あっさりスープに、
内蔵のほのかな苦みはあるものの淡白な味のカタツムリ。
「スープだけ飲みたい。」と旅友。
カタツムリ&スープつながりで、小川糸・著「食堂かたつむり」のメニュー恋が叶う
ジュテームスープを思い出す。
ごちそうさま。
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街の中心的な広場には観光客(国内旅行者含む)向けのレストランが軒を並べ
始終客引き合戦が展開されていて、私たちは「レストラン街」と呼んでいた。
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「ここはどう?」
旅友が選んだランチ先はY字路に見付けたイタリア料理屋さん。
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扉には「となりの人間国宝さん」や「魔法のレストラン」のと同じくらい目を引く
「トリップアドバイザー」のステッカーが貼ってある。
ピザ釜もあって、席は予約で埋まっている。
ラザニア、めちゃ旨♪
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イタリアンのプリンって初めて食べたけど、濃厚♪
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宅配もやってる人気店。
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と、ここで、また屋台。
大きな丸いお鍋の中身はなぁーに?
覗き込んだら誰かが「ピザやで。」と教えてくれた。
ピザ?
「ちょこっと食べてみる?」と食べさせてくれたそのピザは、ピザというより
生焼けのちょぼ焼きって感じの味と食感。
粉もんにしては味にパンチなし。
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金曜日の夜はイスラム教信者にとっては安息日なので、行ってみたかった
レストランは、真っ暗。
「あぁ・・・。 どうする?」
引き返して、目についた食堂に入り、晩ご飯難民に終止符を打つ。
テレビがあって、オレンジジュースは生の絞り立てじゃなく、プラッシー風の瓶。
メニューはアラビア語とフランス語のみ。
タジンはわかったけど、何のタジンかわからへん。
店員さんとの会話も出来ず。写真もないから、勘だけで注文する。

警官が入って来たかと思うと席に付いたらすぐにお膳が運ばれてきた。
けど、注文していたものと違ったみたいで、お店の人は「作り直します」って言って
おまわりさんは「いいよ、これ食べるから。」って。
けど、お店の人はすぐに作り直しはって再び出て来たのは、見た目一緒やん。
(お肉の種類が違ったんやと思う。)
ようやく運ばれて来た謎のタジンは野菜やった。
野菜タジンにはずれなし。
(ほっ!)
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他のお客さんが食べてはるのを指差し注文した串焼き。
どの料理にも添えられている自家製フライドポテトも美味。
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by mint_jam | 2016-03-18 23:44 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>扉に釘付け

ひらけ、ゴマ。
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ポストも青。
ユダヤ人のおうちかな。
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メーターボックスも青。
4って何ですか?
4番地?
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おしゃれにかけている織物も青。
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白い部分は青の上からざっくり塗り増。
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ソーダアイスキャンディみたい。
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好みの朽ち剥げ方に見惚れる。
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用はなしているんやけど、赤瀬川トマソンのよう。
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シンメトリーのデザインが可愛い!!
キュートな取っ手にズッキン・ドッキン♪
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まるで絵のような。
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あっ!
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デザインされた欄間の下、住所表記は手書きですか?
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色合わせをしないで塗っている補修部分の愛しさよ。
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牢屋風?
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I'll always ハート(love)u(you)って、家族の落書き?
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by mint_jam | 2016-03-17 00:31 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>旅の宿・シャウエン編

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シャウエンの宿に旅友が選んだのは地球の歩き方に「ピンクを基調にしたいい感じ」と書かれたB&B「オテル・マドリッド」(スペイン語でホテルはオテル)。
モロッコに来て、マドリッドに泊まるなんて、日本に来てホテル・ニューヨークに泊まる
ようなもんやけど、スペインに統治されていたこともある地やから良しとしよう。

レセプションは青。
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階段も青。(エレベーターなし。)
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朝から晩まで青い世界にいるんやから、夜くらいピンクがいいかも。と思ったのに、
通された部屋は青。
しかも、ベッドはバリ島のジェゴグ(巨大竹ガムラン=楽器)っぽいデザイン。
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落ち着いて眠れそうにないしと他の部屋を見せてもらう。
が、しかし・・・。
緑に
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赤。
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挙げ句、ヒョウ柄。
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「もうこれ以上見なくていいです。青にします、青の部屋に。」
なんやねん、このホテル、ラブ(ホテル)か? 笑


トイレに入って扉を開けようとしたら開かへん・・・。(汗)
「開けてーーーー!!」
水回り側の扉のレバーハンドルが取れていて、扉を閉めたらラッチボルト(扉の見込み
部分に付いている金属製のポッチ)が彫り込み部分に入ったら取れなくなる=扉が
開かなくなるのだ。
ひえーーーー。
いざシャワーを浴びようとしたらお湯が出ない、洗髪中にお湯がお水に変わる、ベッドの
スプリングが壊れていて眠れない・・・今まで学習を積んできたけど、閉じ込められる
なんて初めてやね。
ひとりやったらどうなっていたやろ? (怖)
彫り込み部に詰め物をして扉が閉まらない工夫をしたし
落ち着いて眠れそうにないデザインも疲れて眠れたので問題なしということに。
という訳で、宿を変わろうとも部屋を変わろうとも思わず、3泊もしたのだった。


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朝食はロビーの延長にある多目的スペース?で、7時半から。
7時半に行くと、まだ用意している途中で、おかわりを取りに行くたびお皿が増えている。
インゲンか何かお豆のスープも優しい味で美味しい。
焼きたてほやほやのバゲットがめちゃ、旨で嬉しい。
オリーブの実は韓国でのキムチ同様、取り放題、食べ放題。(^^)
中東やヨーロッパのニュースをテレビで見ながら、1時間以上くつろぐ。
3月11日のフクシマの様子も映る。
遠い国で黙祷。


夕方宿に戻ると、大勢のモロッコ人に出くわす。
お祝いの会なのかな、大きなケーキ。(^^)
朝食スペースの有効活用? 時間貸し?
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しばらくして様子を見に行くと、わぁ、満席。
けど、男女席を同じゅうせずで、男女が左右に分かれている。
「ここに座りなさい。」と手招きしてくれるおばちゃんに誘われ、ありがたくジュースと
お菓子をいただく。
照明器具会社のスタッフ2人の還暦定年退職送別会。
席は離れていてもみなさん陽気で和気藹々。
お酒はないけど楽しそう。
何より、定年になられた方たちを尊敬してるんやって気持ちが伝わって来て感激。
会社でもデスクは男女別々なんやろうか。
終身雇用なんやろうか。
気になるモロッコ会社事情。
女性同士、スマートフォンで写真を撮り合ってはいるけれど外国人には撮られたくない
ようなので男性だけ撮らせてもらう。
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翌、夕方。
宿に戻ると大音量の音楽が流れ何人もの女性が右往左往。
今日も宴会? (苦笑)
アルコールは抜きやけど、踊って笑って180分。
女子会の弾け具合の半端ない様子が部屋まで届く。
イスラム文化圏の女性は一見男性に抑圧されているようやけど、一歩家の中に入れば
かかあ殿下の人もいる。
女子同士やとエロ話もするし、とにかく明るい。
「食べてね、飲んでね。」
今夜もご相伴にあずかる。
「国際女性ディ」(3月8日)に際しての集まりということで、社会意識が強い方たちなんや
ろうけど、お開きになるまでご陽気に騒いではった。
それにしてもこのホテル、毎夜宴会が入っているけど、どこかに「各種宴会受け付けます」
って書いてあるん?
笑。
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国際ディ女子会で知り合った同じ宿に泊まっている日本人女子と、お湯事情の
情報交換。
「お湯、ちょろちょろしか出ないよね。」
「夜と朝とひとりづつ分かれて使うようにしてるねん。」
「なんかねぇ、私の部屋のシャワーヘッド、変なんですよ。あんなシャワーヘッド
見たことない。」
見せてもらうと確かに変。笑
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「何泊するの?そろそろ宿代を払ってくれる?」
レセプションで3泊分を支払い市場への行き方を訊く。
ついでにフェズ行きのバスの時間を訊くと
「バスの切符を売っているトコが(ホテルの前の道を)まっすぐ行った右側にあるよ。
すぐ近くだよ。」教えてくれる。
バスステーションまで行かなくても買えるんや、ラッキー♪
地図に場所を記してもらおうとしたら、手招きされる。
どうやら連れて行ってくれるらしい。
近いし、自分たちだけで行けるからいいのに。
遠慮がちな私たちをよそに「パン屋の横だよ。」と言いながら坂を下り始める
宿のおっちゃん。
3分もたたないところで「ここだよ。」
看板が目立たず、国営バスの切符を発券してるとはわかりにくい。
しかも受付に座っている人に英語通じず。(><)
おっちゃんすかさずアラビア語で通訳をしてくれ発券完了。
「失くしたあかんで。」と、まるでおとうちゃんのよう。
ツッコミどころ満載な上、出会いあり、人情ありの思い出深い旅の宿。
オテル。マドリッドに愛を込めて。
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by mint_jam | 2016-03-16 20:45 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>お宅訪問

路地からさらに奥まったところにも住居が建て込んでいる。
赤ちゃんの泣き声やテレビの音声、植木鉢の花や小窓から垣間見えるテーブルの上
に置かれたコップやお皿。
ふと後ろを振り返ると、そこにはこの地の暮らしがある。
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陸屋根なら洗濯物は屋上に干しているけど、中庭や壁に沿って干している家もある。たなびく洗濯物に誘われて、「おうち見せて。」って声をかけそうになる。
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まるでおとぎの国への入り口みたい。
この奥はどうなっているんやろ?
玄関の扉が開いていようものなら、中も青いのかな?
どんな家族構成で、どんな間取りなんやろ?
嫁姑問題(夫=息子は板挟み)はあるんやろうか?
冷蔵庫にはどんな食材が、クロゼットにはどんな服がかけられているんやろう?
おかあさんの得意料理は何やろう?
興味が尽きず、扉の中にほんのちょっと入ってみる。
不法侵入罪→逮捕→パスポートにバッテン→渡航不可。
そんなことになったら大変や、やめとこ。
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行き当たりばったりで歩いていて見付けた絨毯&アンティーク屋さん。
「上にもあるよ。」と階段を登ると、確かに商品はあるけど、コレ、在庫じゃないの?
しかもキッチンと寝室が、まる見えで、こっちの方に興味津々。
キッチン、青い♪
青って食欲を減退させる色、精神を落ち着かせる色って聞いたことがあるけど
本当かな?
食欲は衰えを見せず、青を見るたび興奮が増すという実験結果が出てるんですけど。
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壁は青くないけど、敷いてるラグがブルーグリーンの寝室。
わぁ、モロッコクッションや。
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坂路地をさらにずんずん登って行ったら、中の様子が伺える開けっ放しの扉があって、
ちら見。
「中も青いやん!!」
「期待を外さへんね〜。」
と、そこにモップを持った女性が出て来て、「見たいのならどうぞ。」
手招きして中に入れてくれるという。
わぁーーーい♪ わぁーーーい♪
青い壁を伝い、青い絨毯の上を歩き、青い階段を登る。
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リビングの壁も青。
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タイルと塗装壁の納まりに見切りを入れていない緩さが、ええ感じの水回り。
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ベッドルーム。
と、ここで、住宅を間貸ししているアパートメントホテルやと気付く。
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けれど、「泊まるのか?」とも訊かず「1泊いくらです」とも言わず、おばちゃんは
「屋上にも上がれるよ。」と連れて上がってくれた。
きっと、中を見たそうにしているから見せてあげよう。と思ってくれたんや。
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「こんなトコがあるって知っていたら泊まったのにね。」
「けどここまで荷物を持って上がるの、大変やで。」
確かに坂をくねくねと随分登って来たし、もう1度行けと言われても、辿り着けない
かも?と思うような高台やけど、1週間か10日くらい暮らしてみたい。
市場で買った食材で料理を作る。
昼間は珈琲を飲みながら本を読み、夜はハマム(公衆浴場)で暖まり
青に抱かれてその日のうちに眠るのだ。
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by mint_jam | 2016-03-15 22:32 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>続・月曜日と木曜日は市場だよ、全員集合

単にふざけているだけか、カメラを携えている私へのサービス精神か、はたまた
そーいう志向の方なのか、とにかく明るくご陽気な青果店の店主にキスされて
「ひっえぇぇ、やめてくれーーーー。」(><)と、のたうち回るスタッフ。
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木曜日は西洋暦の土曜日だから仕事が休みの人が多いのか、はたまた仕事を
していないのか、食材の買い物をしているおっちゃん、多し。
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山羊の散歩をかねて買い物をするおっちゃん。
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中南米にもありそうなカラフルなボンボン付き帽子も民族衣装なんやろうか?
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大人用やのに、かぶってみたら小さくて窮屈。
モロッコ人って頭小さいん?
それとも締め付けられるくらいの方が好みなの?
鏡を覗くと、悲しいくらい半端なく似合ってへんし・・・。(^^;
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女性用のシュラバやね。
ご一緒に台所用品もいかがですか?
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鍋本体と蓋が別売りやから片方が割れても買い直せば使い続けられるタジン鍋。
旅館の夕ご飯に出てくるひとり鍋用のような、ちっちゃいコンロもあり〼(ます)よ。
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自分には必要なくても、これ、探しててん!って人がいるんやろうね。
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豚はアカンけど牛はOK。
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どんな人が何のために買うんやろうと興味深く見ていたら、料理職人風の方が何本か
まとめて買っていった。
スープ(出汁)を取るの?
そのスープで何を作るの?
訊きたい、知りたい、アラビア語しゃべられへん。(><)
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謎に包まれた牛の足屋さん。
血抜きした足を1本、1本、丁寧に洗ってはる姿に誇りを感じる。
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TOYOTAの改造トラックの荷台にてんこもりで売られている柑橘類を見ていたら
その奥からおいで、おいでと手招くおっちゃんたち。
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近くまで行くと、みんなでタジン鍋を囲んで食べている。
パンをちぎって無理矢理に近い形で手に握らせてくれるものやから、食べないわけには
いかなくなって、もらったパンをお鍋に入れて具材をすくう。
「何これ、めっちゃ、美味しいやん!!」
遠巻きに見ていた旅友も私の叫びに引き寄せられ、同じく無理矢理パンを手に。
「ほんまや、美味しい〜〜〜〜〜♪」
「こんな美味しいタジン、食べたの初めてやね。」
有名レストランの一流シェフが作ったのではない、変哲ないトマトと卵のカレー風味の
タジン鍋が、モロッコ旅における料理部門の1等賞♪
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by mint_jam | 2016-03-14 00:49 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>月曜日と木曜日は市場だよ、全員集合

「シャウエンは月曜日と木曜日は市が立つんやって♪ 」
朝市や蚤の市の開催日を軸に旅程を決めるほど、市場大好き♪

市が立つと狭い路地がさらに狭くなる。
立ち止まる人、行き交う人、活気あふれる路地の市。
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市は城壁の外にも広がっている。
おばちゃんが”ええのん”を選んでいるのを眺めたり、今晩は何を作るんやろうって想像
するだけで幸せ。
そして、目の前の事象にツッコミを入れる。
楽しいわぁ。
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ハーブ天国、買い物天国。
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やっぱりコレでしょ。
ミントだ、ミント♪
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オリーブと塩レモンのお惣菜。
モロッコでも人気がある塩レモン。
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道が斜めやから、計量器も斜めに置かれているんやけど、そこに分銅を乗せて、ざっくり
計ってお会計。
モロッコに計量法はないのか?(^^)
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干しぶどう?
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人参の横に柑橘という配置はオレンジつながりですか?
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下から取ったら怒るやろうなぁ。
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ペットボトル再利用のような容器に入った白い液体はヨーグルトかな?
牛乳かも?!
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アボカド、ちっちゃ! 
キィウイと同じ大きさやで。
レストランで飲んだアボカドジュースも、この大きさのアボカドやったんかな?
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エキゾチックで怪しげな香り漂う、香辛料あれこれ。
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クスクスにもいろんな種類があるんや。
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「茎、食べてみ。」
って渡されて生のまま試食させてもらったアーティチョーク。
ほの苦いけど、イケル。
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by mint_jam | 2016-03-13 23:10 | travel | Trackback

モロッコ紀行>>パン焼き屋のおっちゃんと、ねずみ男

ホテルの前にある門をくぐれば、車が入れない旧市街が始まる。
くねくね曲がる狭い路地は、常に登っているか降りているか。
階段と坂道の連続で平坦なのはほんのいくつかの広場だけ。
終日歩き続けた感想は「運動になるわぁ。」←そこですかぁ?(ツッコミ by myself)

「この人たちって観光客じゃないよね?」
メディナ(アラビア語で旧市街のコト)は、こじんまりしていると思っていたら、
とんでもない。
想像していたよりずっと人口が多く、そして広い。
「ぎょうさんの人が暮らしてはるんやねぇ。」
「これ、どこまで行くんやろ? まだまだ道あるで。」
まだまだ歩いていない路地がある。

「あっ! ねずみ男♪」(^^)
ジュラバと呼ばれる民族衣装を着たおっちゃんたちは、どっから見たってねずみ男。
路地の奥からすぅーっと現れては、私たちの横を通りすぎていく。
そして、しばらくしてどっかの路地で再会することもしばしば。
「あのおっちゃん、さっきのおっちゃんや! 何してはるんやろ?」
「定年してて家でテレビ見てたら奥さんに”ちょっとお父さん、散歩でも行って来たら〜。”
って言われたんかぁ?」
個人の想像です。
(^^)
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ねずみ男ぶりを2度見。
「俺に惚れるなよ。」と言っているような後ろ姿に見惚れる。
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ジュラバの生地はごわっとした厚手の織物で上からかぶるタイプがほとんど。
コートとしての防寒対策や砂よけ(特に砂漠地方)として大活躍。
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モロッコで「ゲゲゲの鬼太郎」の放映があって「ねずみ男」を見たら、「自分たちに
似てるーー。」って思うやろうか。
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「カメラ持ってるの? 撮ってよ。」
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ひなたぼっこには、もちろんジュラバ。
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赤ちゃんが生まれるのを待ってるのか、奥さんの定期検診の付き添いか。
そんな日もやっぱりジュラバ。
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中には着てるのは春夏用の薄手のジュラバ?
足元は先っぽがとんがりのバブーシュという正統派。
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かわいい煙突からは煙がプカプカ。
「ここはもしかして、共同パン焼き屋さん?」
窯のある家などそうはないから、おかあさんたちは家でパンやクッキーのネタをこね
自分ちのパンを焼いてもらいにやってくる。
パン屋さんじゃなく、焼き窯のないおうちのパンを焼いてくれるパン焼き屋さん。

ちらっと覗くとおっちゃんが、「食べぇ〜 食べぇ〜。」と焼きたてアツアツのパンを
差し出して「中に入っておいで。」と迎えてくれる。
「やったーーー♪」
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きっと朝は大忙しなんやろうね。
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「焼けたで〜。」
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「どや?!」
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「熱いから気をつけて。」
モロッコやエジプトなどでは一般的な丸い形のパン、ホブス。
ふかっ♪
「うわぁ、美味しい〜♪」(嬉)
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何代目かの由緒あるパン焼き屋さんなんやろうか?
胸元に付いている粉は仕事人の証。
「ごちそうさまでした。シュクラン(ありがとう)。」
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+++++
ねずみ男@ゲゲゲの鬼太郎
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by mint_jam | 2016-03-12 01:35 | travel | Trackback

モロッコ紀行>”青丹(に)よし”が奈良の枕詞なら”青が良し”はシャウエンの枕詞さ

山道をうねり続ける車窓に突然現れた青と白の点描画。
わぁぁぁぁぁ、青い・・・、青い・・・、ほんまに青いやん。(@@)

坂が続く旧市街まで、歩くのは無理やろ。
バスの中で「ここがええんちゃう?」と旅友が決めた旧市街の城壁門を抜けてすぐの
ホテルまで、シャウエンのバスステーションからプチタクシーに乗る。

「何コレ?」とツッコミどころ満載のインテリアと、お湯が出る”可動式”←ココ重要
シャワー、部屋も広いし、受付の対応の家庭的は家庭的。
「えっ! 350DHって、料金表より安いやん。」
「閑散期やからかぁ? 謎 」
ここでも旅友はパスポートを1ページづつ丁寧にめくられる。
が、既に学習している私たちは気持ちに余裕を持って「OK」と言ってくれるのを
待つだけ。
「OK」
ふふふ。

陽がくれるまでまだ少し時間がありそう。

青い・・・、青い・・・。
ヨーロッパの城壁に囲まれた街が大好きで、今までいくつかの街を
歩いたけれど、シャウエンは城壁の街というより、メキシコやグァテマラ、ペルーなど
中南米にあるスペインの息がかかった街の造りに似ている。
けど、どの街とも決定的に違うのは青いってこと。
”旧市街がどれくらい青い調べなくてはいけません。”
想像していた以上にワクワクした気持ちに駆り立てられナイトスクープの小枝探偵の
気分で歩き出す。
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あぁ、なんということでしょう。
石垣までも青♪
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どこをどう歩いたのか、多分こっちやろ?
勘を頼りに宿に戻る。
「おかえり。」と言ってくれているようなLED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン
=鉛の飛行船)をしばし見入る。
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by mint_jam | 2016-03-11 00:54 | travel | Trackback

フルーツフルな日々


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