フローズン・リバー
2010年 03月 08日
トレイラーハウスを買う6000ドル(今のレートだと60万円もしない)のために
犯罪に手を染める貧困な白人女性と
彼女に仕事を紹介するモホーク族の女性の話。
アメリカで不法入国というとメキシコ側を連想するけれど
カナダ←セント・ローレンス川→アメリカに治外法権地域があることやモホーク族のことも
初めて知った。
色のトーンもストーリーも静かななのに心拍に合うというか
ググッと一気に引き込まれ・・・気が付けば最後はそうか・・・な結末。
この先はきっとこうなるのだろう。と想像させられ
いつまでも体温と同じ温度の温かさが余韻として残る。
希望が残る。
凍った川の寒々しさと対比しているかのように
お金というお互いの利だけで繋がっていた二人が「夫をなくした母親」という共通点で
温かく深く繋がっていくところの描き方も素晴らしい!!
コートニー・ハント監督、これが初監督作品だなんて、びっくり!!です。
「フローズン・リバー」公式サイト