束芋~断面の世代~
2010年 07月 12日
この不思議なアーティスト名は、姉妹共通の友人が田端3姉妹を呼び分けるため
それぞれ「たばあね(長女)」『たばいも(次女)』「いもいも(三女)」と呼ばれていたことに由来するらしい。
検索したら出身高校は市西やって。>>後輩やん!
1年上の先輩に松岡さんという方が2人いてはって
先生にも、松岡A 松岡B と呼ばれていたことを思い出した。
「束芋~断面の世代~」 を「面白いよ。」と薦めてくださる方があり
朝日新聞の連載小説「悪人」の挿絵を描いていたことも
今や日本を代表する映像インスタレーション作家であることも
作品の内容も知らずに「国立国際美術館」へGO!!
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束芋がいうところの「断面の世代」とは
「団塊の世代」に対比させて束芋自身が自らの世代を呼称するために創作した言葉です。
70年代生まれの世代は個を尊重する存在であり
その個を断面として捉えた時に二次元の断面を集積していくことで出来上がる三次元世界により
新たな世界が見えてくるのではないかと考えています。
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横浜美術館からの巡回展やけど
展示スペースが変わたび映像の写し方も変えているらしい。
ライブというか舞台というかそんな感じ?
なので今回は大阪バージョン・・・なのだそうです。
真っ暗な会場に繰り返し映し出されるパラパラ漫画風な団地のアニメーション。
団地は団塊の世代が70年代に結婚して子供を育てた場所の象徴であり
狭い空間に家具や衣服、賞味期限が切れてたたくさんの物のを詰め込んだ空間の象徴かも。
例えば畳の部屋にソファとか。
「悪人」の挿絵。
人間の内面をえぐり出すおどろおどろしさがある絵が
絵巻物のように展示されている。
そしてエロっく湿度の高いアナログ的な(実際はコンピュターを使っている)
水木しげるワールドが好きな人は好きなんじゃないかな。と思うような映像が続く。
面白い!!
それにしてもどうして日本語は「funny」も「interesting」も「面白い」なのやろう。
「interesting」を的確に表現する日本語が欲しい!!
こういう時、いつもそう思う。
見終わってから久しぶりに「graf」へ。
ファサードは随分と変わっていて「親方」(ワンコです)の姿はなく
2階のカフェに行ったら束芋ご一行様がいてはった。
(^^)
「束芋 インタビュー」@横浜美術館