還暦少年WAKKUNの絵と字と言葉>>「口」は「クチ」ではなく「サイ」なのです
2010年 10月 20日
「還暦少年」ってピッタリ!!のタイトルやなぁ。
子供の頃、夢のような想像の世界(例えば手塚治虫から発信される)21世紀を想い
「21世紀になる時、ぼくはいくつなん?」
とおかあさんに聞いたら
「50歳やで。」と言われ
それはあまりにも遠い先のことと思ったのに、それさえもとっくに過ぎたよ。」(笑)
60歳、おめでとう♪
今回、wakkunがテーマに選んだのは「サイ」・・・らしい・・・。
「サイ」って何なん?
説明を聞く前に絵だけを見る。
象形文字?
mintが大好きなモチーフ
「それぞれの頭の上に冠をももった家来のひとりもいない王様」
にも象形文字が描かれている。
wakkunが見せてくれた別冊太陽の「白川静の世界~漢字のものがたり」。
~はじめにことばがあった。ことばは神とともにあり、ことばは神であった。
次に文字があった。文字は神とともにあり、文字は神だった。~
白川静さん。
「サイ」の発見した偉大な人らしいのでですが
何もかもが初めて聞く、知ることばかり。
「サイ」はこんな文字です↓
「口」を持った漢字の多くは、「くち」と解釈したのでは意味が通らず
神事に関すると考えて始めてその漢字の持つ意味が浮かび上がる。
白川は神に対して載書(祝詞)をあげるときの供えの器を象徴したものと解く。
ト辞(亀甲・獣骨を焼いたそのひび割れで占った内容や吉凶を、それに刻んで記した文)では「載(おこなう)」の意味に用いるので白川はこれを「サイ」と名づけた。
漢字にはABCのような記号とは違って文字に意味がある。
人は、ひと文字ひと言葉に気持ちを込めて神に祈る。
歌う。
踊る。
絵を描く。
言霊はゴスペル!!
説明を聞いたときはわかったような気になったけど
今、こうして文にしようとしたらちっともわかってないわ。
それでも絵が発する大きな波動は余韻として残っている。
もう一回、見たいな。
「天音堂ギャラリー」にて 10月25日まで