還暦少年WAKKUNの絵と字と言葉>>「口」は「クチ」ではなく「サイ」なのです

wakkunが還暦やなんて信じられへん・・・。
「還暦少年」ってピッタリ!!のタイトルやなぁ。

子供の頃、夢のような想像の世界(例えば手塚治虫から発信される)21世紀を想い
「21世紀になる時、ぼくはいくつなん?」
とおかあさんに聞いたら
「50歳やで。」と言われ
それはあまりにも遠い先のことと思ったのに、それさえもとっくに過ぎたよ。」(笑)

60歳、おめでとう♪

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今回、wakkunがテーマに選んだのは「サイ」・・・らしい・・・。
「サイ」って何なん?

説明を聞く前に絵だけを見る。
象形文字?
mintが大好きなモチーフ
「それぞれの頭の上に冠をももった家来のひとりもいない王様」
にも象形文字が描かれている。
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wakkunが見せてくれた別冊太陽の「白川静の世界~漢字のものがたり」。
  ~はじめにことばがあった。ことばは神とともにあり、ことばは神であった。
        次に文字があった。文字は神とともにあり、文字は神だった。~


白川静さん。
 「サイ」の発見した偉大な人らしいのでですが
何もかもが初めて聞く、知ることばかり。
「サイ」はこんな文字です↓
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 「口」を持った漢字の多くは、「くち」と解釈したのでは意味が通らず
神事に関すると考えて始めてその漢字の持つ意味が浮かび上がる。
白川は神に対して載書(祝詞)をあげるときの供えの器を象徴したものと解く。

ト辞(亀甲・獣骨を焼いたそのひび割れで占った内容や吉凶を、それに刻んで記した文)では「載(おこなう)」の意味に用いるので白川はこれを「サイ」と名づけた。
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漢字にはABCのような記号とは違って文字に意味がある。
人は、ひと文字ひと言葉に気持ちを込めて神に祈る。

歌う。
踊る。
絵を描く。
言霊はゴスペル!!

説明を聞いたときはわかったような気になったけど
今、こうして文にしようとしたらちっともわかってないわ。
それでも絵が発する大きな波動は余韻として残っている。
もう一回、見たいな。

天音堂ギャラリー」にて 10月25日まで
by mint_jam | 2010-10-20 23:54 | art | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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