洋館 DE 音楽会>>中村まりの歌を聴く

「ロンサム・ストリングス&中村まり」がCD発売記念ツアー。
神戸は塩屋にある異人館「旧グッケンハイム邸」。
竣工は明治時代、貿易商が住んでいた英国植民地様式の建物なのだけれど
ここで演奏を聴くのは初めて!
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海はすぐそこ!!
潮風が気持ちよい庭に出て深呼吸をする。
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人が住んでいた暖かさを含んだ部屋にセッティングされた、たくさんの楽器やエフェクターたち。
開演時間には立ち見が出るほど。
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初めて中村まりの歌を聴いた時、こういう歌を歌う若い女性がいるんや!と嬉しさと驚きを感じた。
中村まりの「こういう歌を歌う」というのは、フォークやカントリー、ブルース、トラッドなどの
アメリカの源流音を歌う。ということなんやけど
こういう音楽に精通している人たちに媚びずに歌っているところが聴いていて心地よい。
ギターを弾きながら個性的かつ魅力的な声で歌う中村まりは
淡々としているようにも見えるし内省的にも見える。
ジョニミッチェルのようなカッコよさがある。
そして「ロンサムストリングス」の音の掌でのびのびと歌っている感じは孫悟空っぽかったりもする。

久しぶりに松永孝義さんのベースを聴いた。
「リングリンクス」を思い出して宮武希ちゃんの歌を聴いたときも
こういう歌を歌う若い女性がいるんや!と思ったことを思い出した。
あ、佐野遊穂ちゃんの歌を聴いたときもそうやったなぁ。

100年前のアメリカ・ノースカロライナ州でアメリカンミュージックのルーツ
アパラチアの民族音楽を採譜する女性を描いた映画「歌追い人(ソング・キャッチャー)」を
もう一度見たくなった。
by mint_jam | 2011-07-28 23:56 | music | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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