タイ紀行・・・凍ったビールは思い切って振って入れろ

毎年訪れるも日々発見@タイ王国。
スワンナプーム国際空港は、あらゆる民族を迎え送り出しながらええ時間を過ごしているようで
開港したてに降り立ったあの殺風景な印象を忘れそう。
微笑みの国・タイの玄関口としての任務を果たしている姿は立派なものや。

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mintのリクエストでサバーイさんが住んでいるアパートの近くにある
ローカル度たっぷりの美味しいイサーン(タイの東北地方)料理屋さん「イサーン・ロット・デーッ(ト)」へ。
ヒバリちゃんに教えてもらったんやけど
イサーン・ロット・デーッ(ト)はめっちゃ美味しいイーサン料理って意味なんやって。
店名に偽りなし!!
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ヒポポ仲間たちと来た激安ツアー以来やから、う~ん・・・6、7年ぶりくらいかな?
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サバーイさんが食べたいものを書いてくれる。
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ヤム・ウン・セン(春雨サラダ)
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コー・ムー・ヤーン(豚の喉肉グリル)
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パックブン・ファイデン(空芯菜炒め)
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トム・ヤム・クン(海老スープ)
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サイクロン・イサーン(ソーセージ)
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カオニャオ入れ(ディップ・カオ)に入ったカオニャオ(タイ米のもち米)を指でクチュクチュ丸めて
おがずと一緒に、あるいはスープに浸して口の中に放り込む。
幸せ♪♪
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シン・ハー(タイのビール)を再注文。
出てきたビール、注ごうとしたら出てこない。
真っ逆さまにしても手のひらで暖めても出てこない。

バンコクは「冷」=「おもてなし」と思っている感があって商業施設がアホほど寒かったりするのだけれど
ビールはそんなに冷やさんでええやん!!
「凍ってるやん!!」と店員さんに言うたら「思い切って振って入れろ!」。
えっぇっ?!?!?!
思い切って振るん?!
思い切って振って入れたら出てきたのはビール風味のジェラート。
(><)
気温が高いから見る見るコップの中でシュワ・シュワ・シュワ。

おなかがいっぱいになった頃、注文していないものが運ばれてきた。
「間違って作ったけれど70バーツ(≒160円)やし買ってもらえませんか?」
円高で2012年1月現在タイバーツは≒2.5円。
160円やし、美味しいし、有ったら食べるし、置いといてくれてええよ。と意思表示をした後
たいした金額じゃないからいいなんて日本人の奢りのようで胸がきゅっと締まる。
そんなつもりはないんやけれど・・・。
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彼女はイサーンに夫と子供たちを置いて出稼ぎに来ているのだそう。
長時間労働、低賃金という労働条件で働き生活費を切り詰めて田舎に仕送りしている。
サバーイさんが言うには彼女は随分と痩せたらしい。
働きすぎなんやろうね。
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東京都と福島県。
神戸なんかよりずっとずっとずっと大都会のバンコクと西岡恭蔵さんの歌「コーンケーンのおじいさん」の舞台
のどかに田んぼが広がるイサーン。
政治経済の中心と、そうじゃないずっと離れた場所にある人口が少ない町村の図式に思いを馳せる。

冷蔵庫が普及して「冷え方がぼんやりとしたぬるいビールに氷を入れて飲む。」というタイ式スタイルは
なくなりつつあるのかな。
近い将来、「ビールに氷?」と怪訝そうに目を丸くする若者が現れる日が来るんやろうか。
あれこれと考える旅の始まり。
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by mint_jam | 2012-01-09 22:05 | travel | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


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