「南天洞」柿落とし>>勇造さんと仲くんの「小さな町の小さなライブハウスから」

「南天洞」柿落とし>>勇造さんと仲くんの「小さな町の小さなライブハウスから」_c0108673_22573173.jpg

天神橋筋1丁目にある古本屋の店主が作った「南天洞」は日本橋の怪しげな一角にあった。

開店を祝しての杮落としライブは、もちろん!!豊田勇造+仲豊夫。
(^^)♪
「南天洞」の「天」のイメージでと勇造さんが1曲目に選びはった曲は「バルセロナの空の下」。
旅での出来事が淡々と描写される中に具体的な人の名前とその人と勇造さんとの関わりが唄われていて
勇造さんらしい詩のひとつやと思う。

どんなにサンサンと太陽が降り注いでいてもバルセロナの空色は憂いを含んでいたな、と思う。
自由でアーティステックな空気を思い出す。
犬のトトはまだ生きているんやろうか。と思う。
勇造さんが体験した旅のひとコマがmintの引き出しを不規則に開けていく。
これこそ勇造さんの曲のオリジナリティやし魅力のひとつやと思う。

新曲「小さな町の小さなライブハウスから」は片山明さんが書かれた
小さな町の小さなライブハウスから」を読んでこのタイトルで唄を作りたいと思ったのだそう。
40年も小さな町の小さなライブハウスで唄ってこられた勇造さんの思いや
同じように小さな町の小さなライブハウスで唄っているミュージシャンや
それを聞きにかけつけるお客さん、経営を続けている店主への思いが籠った曲。

小さなライブハウスに1年に1度、勇造さんが唄いに来てくれることを楽しみにしている
小さな町に住むファンの方の方のことを思ったり
勇造さんと同じように小さな町の小さなライブハウスで演奏している仲くんも
この曲に感じるところはあるんじゃないかと思ったり。

勇造さんのギターは色っぽく、仲くんのギターとマンドリンは冴えていた。
「南天洞」柿落とし>>勇造さんと仲くんの「小さな町の小さなライブハウスから」_c0108673_2391070.jpg

「南天洞」柿落とし>>勇造さんと仲くんの「小さな町の小さなライブハウスから」_c0108673_026263.jpg

「花の都ぺシャワール」は毎回でも聴きたい、聴き入りたい。
「南天洞」の「南」のイメージで、と唄われた「ポチャナ」と
けい子さんのリクエスト「行方不知」が染みる。
打ち上げまでも気持ちの良いライブやった。

+++++
「南天洞」柿落とし>>勇造さんと仲くんの「小さな町の小さなライブハウスから」_c0108673_1104369.jpg

「南天洞」さん、開店おめでとうございます。
柿(こけら)って漢字、勇造さんが好きなもの=柿って書くんやね。
大入り満員、幸先の良いスタートで何より♪
夏には勇造ソングブックが出る予定やし、歌とギターを練習して古本屋での忘年会に備えるぞ!
by mint_jam | 2012-05-02 08:36 | Trackback

フルーツフルな日々。旅人だったり、レコガールだったり、オリーブ少女だったり。 美味しい食べ物と麻薬性の高い音楽にうずもれて、気持ちが動くままに写真を撮っていると幸せです。 日常や日常じゃないどこか。座右の銘は一食入魂。photo&essay:宮本ミント


by m's Bar