にわのあかり2014@相楽園
2014年 08月 29日
20,000平方メートルと敷地が広く緑豊かなせいやね。
耳に心地よいガムランの響きに誘われ
りっぱなソテツを見上げ、橋を渡り、その元へ向かう。
船屋形(重要文化財)が幻想的。
Q2の案内で存在だけ知っていた日本語(関西弁)でのワヤン・クリ。
ダラン(人形遣い)もガムラン奏者もインドネシア人だよ。
大きな原っぱのようなお庭の真ん中でやっているから裏っ側で操っているところも
演奏しているところも鑑賞し放題。
インドネシアに行ったときに見たことがあるけど、この影絵、現地では夜中じゅうやるのよね。
バーディーフォトギャラリー仲間の方たちのあかりの写真展が
旧小寺家厩舎(重要文化財)で開催されていて
mintの好み写真を撮られるのでお名前を覚えていたtsunさんと
たくさんお話させていただいた。
旧ハッサム住宅(重要文化財)も解放されていたし、気になるイベントは
行ってみるといいことがあるね。
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ワヤン・クリ(wiki)
白いスクリーンを貼り、その裏から、石油ランプを当てる。間にワヤン・クリの人形を置いて、
芝居を行う。
観客は石油ランプや人形の反対側から鑑賞する。
スクリーンの裏では、ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、
語りをしたり効果音を出したりしながら、数々の人形をスクリーン間近で操る。
ときにスクリーンから遠ざけると、影は大きくなり、少しぼやける。
人形は牛の皮で出来ており、部分的に細かく穴がうがってある。
これにより、人や動物の形は単に全体が陰なのでなく、体の各部分の輪郭も表される。
また、右の写真ではわからないが、着色してある。この色は当然に観客からは見えない。
スクリーンの裏側は、あの世であるとされ、あの世では色の付いた美しい世界が、
現世では白黒にしか見えない、ということを表すと言われている。
人形には中心に1本の太い棒がついていて、下がとがっている。
これにより、人形遣いが、スクリーンのすぐ手前にある座に突き刺し、
人形が出演したままにしておくことができるのである。
人形遣いの後ろでは、2名以上のガムラン奏者がいて、
伴奏をする。このガムランは普通グンデルという鉄琴である。
グンデルの前に座って両手に先の丸いバチを持ち、同時に2音を奏する。