フィリピン紀行>>美味しく食べたのはマニラ湾の魚かもしれない
2017年 04月 03日
何をするでもなく家の外にいる大人たちの周りをはしゃぐ子供たちが
エキストラのようで、連なるバラックが映画のセットに見える。
非現実的に見えるのは、現実だと思いたくないからだろうか。
スラムかと思ったこの路地がスラムってこんなもんじゃないってことを
この時はまだ知らなかった。
窓ガラスがない部屋と高層ビルの対比、これがフィリピンというものかしら。
路上タバコ屋(1本売り)のおばちゃんに愛犬の名前を教えてもらう。
「ゲン!」「ゲン!」
しっぽふりふりのゲンの可愛らしさったらないよ。
鳥のカラアゲ屋台の側で見かけた、ポワン顔のニャンコ。
町中で見かけた犬と猫の比率は5:5。(個人の印象)
お父ちゃんの人差し指、長いなぁ。
パンも美味しそうやけど、フィリピンの家庭料理が食べたいな。
さて、今夜はどこで食べよう。
いくつかのおばんざいやを覗き込む。
ものすごく流行っているおばんざいやを見つける。
目を見張る回転率の良さ。
次々と入って来るお客さんから、食べたい惣菜をスタッフに告げ、
お皿に入れてもらうシステムと学習。
麺類も注文可。
1品づつ料理名と単価を声に出してお客さんに確認する明朗会計ぶりがあっぱれなら
食べたらすぐに出て行くお客さんもお見事。
先客が食べている魚が美味しそうで、私も同じものを指差し注文。
もしかしたらあのさっき見た真っ黒なマニラ湾で取れた魚だったのかも。
そう思ったのは、完食してから。
美味しかったし、気づかなかったことにしよう。
旅の食は食べ捨てってことで。
夜道でも広くて賑やかな通りなら危なくなさそう。
歩いてロビンソンの従業員用通用口までたどり着く、
「おつかれさま。」ってタガログ語で何て言うのかな。
英語同様、日本語の直訳に相当する言葉はないかもね。