フィリピン紀行>>@イントラムロス(城塞都市)
2017年 04月 07日
スペイン統治時代、統治機関が置かれペイン人居住区だったイントラムロス(Intramuros)。
wikiには「インスタグラムInstagram)とは異なります」との記載あり。(笑)。
数度の地震や戦火を逃れた石畳や教会などから植民地時代の面影が伺える。
世界遺産に登録されている、フィリピン最古の石造教会「サン・オウガスチン教会」。
地震には軽い家の方が強いとも言い切れず、石造りも地震に強いのかな。
3匹のこぶたの話を思い出すも、あれは地震じゃなく狼に強いかどうかやったと思い直す。
(^^;
中に入ると結婚式の真っ最中。
ドーム型の天井にもデザインが施されているし、シャンデリアもオシャレ。
今はすっかりフィリピン人住居区になっているイントラムロスですが、現存する植民地時代の
建物はレストランやホテルなどに使われていて、いい風情。
世界各地のコロニアル文化に触れるたび、ヨーロッパの誰か(マゼランとか)が極東の日本を
植民地にしていたら、神戸の居留地みたいな地区が京都に残っていたのかな、と想像する。
バラックとコロニアル遺産と殺風景な高層ビルの混在。
ありのままのマニラ都市景観。
こちらは、戦後再建されたマニラ教会。
大きなパイプオリガンが鎮座。
エッフェル塔やマチュピチュのような観光の目玉がないフィリピンの数少ない
観光地区とあって、マニラ教会の前で観光客目当ての物売りや案内を兼ねた
トライシクルからの客引き合戦に揉まれる。
「地図も方位磁石も持っているし、健脚やし、鳥のお土産もいらんし。」
(^^)
誰かに案内してもらうものいいねんけど、戦争記念碑を見て、亡くなった
100,000人のフィリピン人のことや、日本が諸国にやったこと、やされたことを
考える時間を持ったり、なんてことない壁画と鉢植えとのコラボレーションを
見つけて面白いやん、と描いた人のことを想像するのが楽しいねん。