チリ紀行>>ネスカフェじゃない珈琲で憩う@バルパライソ
2017年 10月 17日
美味しい珈琲が飲みたい。
ネスカフェじゃない、豆を挽く音が聞こえるカフェでね。
店の前で犬とじゃれていたおじさんは常連のようで、
店主はご夫妻なのかな?仲よさそうに話し始めた。
ハリオのドリップ(三角錐)V60、ケメックス、フランス式(紅茶みたいな)、
エアロプレス、イタリア式(エスプレッソ)と抽出器具を選ぶ。
ネルドリップがあれば完璧?!
豆は選ばず器具だけ選ぶなんて、こんなカフェがあるんや。
エアロプレスってどんなのだろう。
エスプレッソダブルにしたんだけど、エアロプレスを試せばよかった。
丁寧に淹れてくれた、たっぷり熱いエスプレッソ。
本棚の本も、作った方の名前が書かれた雑貨も、ハンガーにかけられた
古着も、私の重くなった足も、珈琲の香りのベールに包まれる。
お店を出る時、入ろうかどうしようか迷っているカップルとすれ違ったから
「美味しくていいお店ですよ。」と声をかけた。
坂を降り切った広場近くに見つけたのは、老舗っぽいギャラリーカフェ。
絵のタイトルと値札を付けに来られた絵描きのBLASETさん。
このあと入った画廊でも彼の作品を見つけて嬉しくなった。
「写真を撮るんやったら、これも撮っとかな。」
大阪のおばちゃんなお客さんに促されたのは、窓辺に飾られた昔ミルクを運ぶ
時に使われてた缶。
(フランダースの犬でネロとパトラッシュが運んでいた缶)
バルパライソって混ざり毛糸で編んだような町やな。