ミャンマー(ビルマ)紀行>>ヤンゴン川の対岸:ダラ地区へ

フェリーターミナルに行くと「日本人か?」と声をかけられた。
「ダラに行くなら、日本人はタダだよ。ダラを案内するよ。」
怪しいなあ。
案内なんて必要ないし。

船は20分おきに出ていて、動いているのは10分くらい。
日本政府がフェリー3隻が寄贈、桟橋の改修工事をしたことにより、
ノート(乗船名簿)に名前を書くだけで無料で乗せてくれた。
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20分おきなのに、毎便こんなにたくさんの人が川を渡るの?
どっちに住んでいる人が多いのだろう?
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船内にある外国人用の席には、外国人ではなく、お坊さんが座っていた。
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どのモノ売りも押し売りしてこなかった。
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気になったひとりの女の子。
服装が可愛くて目を引く。
就学してないのかなぁ。
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売れない豆の袋をあけ、いくつか口に入れた。
私の目の前に「買わないか?」と未開封の袋を差し出したけど、
首を横に振ったら、あっさりあきらめ残りを海に撒いた。
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瞬く間に海鳥がやって来る。
売れなかったことを家族に咎められるのだろうか。
彼女は明日もヤンゴン川の上で豆を売っているのだろうか。
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ダラは、昔ながらのヤンゴンが残っている貧困な地区なのだそう。
観光案内を買って出る、客引きの纏わり付きが半端ない。
彼らにとって外国人観光客は、いいカモなんだろうね。
”I'm not duck.”
は通じなかったけど(笑)、スタスタ歩いているうちに諦めてくれた。
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道は綺麗だし、木々の緑が豊かで質素な家が並ぶ、静かな町という印象。
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カタカタカタ・・・。
ミシンの音に誘われて、開けっ放しの部屋を覗くと、じゃれ合う猫と母娘が
裁縫をしているのが見えた。
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近づいてみると、お母さんが「どうぞ」と手招きをしてくれ、再びミシンを踏み始める。
女の子も恥ずかしそうに「どうぞ」と家の中に招き寄せてくれる。
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お母さんが娘に何か言いお金を渡すのが見えた。
”もしかして私に飲みのもか何か・・・”
感じたことは当たっていた。
しばらくして戻って来た女の子は私に缶を差し出した。
これ、飲み試してみたいと思っていたドリンクや。
彼女の分もお母さんの分もなく、私にだけ。
突然の訪問者を、もし私ならこんな風にもてなすことができるだろうか。
「チェーズーアミャージーティンバーデー」
どうもありがとう。
ふたりして私の発音を直し教えてくれた。
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おそらくお針子の収入では、ギリギリの生活だと思う。
娘は学校には通っているようだけど、勉強より
母の手伝いが優先なのだろう。
母娘のウエルカム精神に触れ、ダラ地区に残っているのは、昔のヤンゴンの
風景だけじゃなく、昔のヤンゴン人の精神なんじゃないかと思った。
言葉を超えて、お互いの気持ちが浮遊しているのを感じた。
ここに来たのは、この母娘に会うためだったのだろうか。
サクサクとボタン付けをやってのける娘の姿が愛おしい。
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by mint_jam | 2018-06-04 21:45 | travel | Trackback

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