豐田勇造70歳記念70曲フリーコンサート@円山公園音楽堂・・・C面
2019年 07月 21日
70歳。
シンガーソングライター 旅の歌唄い。
詞と曲を生み出し続け、京都を拠点に1年をかけて日本全国を唄いまわり、
年に2回、休暇を取って私(わたくし)の旅に出る。
勇造バンドのメンバーは入れ替わることもなく、欠けることもなく
10年前と同じように、勇造さんが演りたい世界を描いている。
ピアノの続木徹さん、ピアニカのドクター兼松さんなどなど
旧知の音楽仲間が、勇造さんの楽曲をふくよかにしてくれる。
終盤。
旅の歌シリーズ、人名シリーズ、地名シリーズと題し、
70曲演るがために、メドレー(というよりワンフレーズだけ歌う感じ)で
次々歌う勇造さんが
「こんなこと演ってて、ええんやろか?」
とマイクを通して呟く。
気力は衰えずとも、10年前とは違う体力だと誰より
ご本人が自覚されていることだろう。
10年前の、60歳6時間60曲をなぞって、70歳7時間70曲を
演るという選択をされなかったのは賢明だったと思う。
メドレーにすることで70曲演奏することを決めたものの
演っている間に、優先順位は70曲演ることなのかと自問自答
されたのかもしれない。
自分が感じたことを素直に声に出された70歳の等身大の勇造さんに
心を持っていかれた。
「大丈夫ですか?」
と聴衆に呼びかける勇造さんに対してそのままそっくり、心の中で
勇造さんに返信する。
「勇造〜」
「勇造〜〜〜」
最前列を牛耳った70歳前後と思しき男たちは、こぞって勇造さんに
雄叫びを浴びせる。
私は、勇造さんが1年に1度、自分が暮らす地に歌いに来ることを楽しみに、
励みにしておられる男たちに混じって、勢い大きな自由を歌う。
出羽(秋田)の国から来られた、ファンクラブの会長。
10年ぶりに、数年ぶりに会う何人ものファン仲間。
来られていることを知りながら、お互いに見つけられなかったファン仲間。
勇造さんの活動を競走して来られた村元さん。
100まで生きる気満々の勇造さんだもの。
10年後の、80歳80分8曲?!楽しみしていますっよー。
円山音楽堂に集われたすべての方にありがとうの花束を。